MAM, Opening 1st Anniversary

九谷・赤絵細描福島 武山 展Buzan FUKUSHIMA


「次元を辿る赤の小宇宙」-精緻さと柔らかさ、赤絵細描-

2018年10月14日〜12月23日まで

福島武山作品の技と感性の集大成。
未公開作品に込められた想い。
習作から最新作まで一挙公開!

九谷焼の赤絵は、白磁に赤絵の具(鉄分を含む弁柄を主原料にしたもの)を使い、金襴を施して仕上げる。
福島武山氏が描く赤絵は赤絵細描と呼ばれ、微細な点と線で表現された世界。その細く一様な線は、自ら毛先を調節した極細の絵筆から生み出されたもの。筆継や色ムラなく描かれる文様や絵は、驚くほど緻密で繊細であるのと同時に、人物画の表情はとても柔和で、温かみが感じられる。精緻さと柔らかさを持つ作品の中に、赤一色の小宇宙が広がっている。
本展では、習作期の未公開作品から技と感性を集約させた2018年制作の大作まで、一挙公開いたします。

「次元を辿る赤の小宇宙」
-精緻さと柔らかさ、赤絵細描-福島武山展によせて

福島武山氏、赤絵細描50年の軌跡を追う

この度の福島武山氏の作品展は、緑ヶ丘美術館・開館一周年記念の特別展として開催いたします。

2018年は、武山先生が九谷・赤絵と出会って50年。京都・西陣の刺繍家の父と美術に関心のある
家庭に育ち、後に九谷・赤絵の世界に身を寄せました。
職人から作家への道のり、独立から今に至る軌跡を作品を通して感じていただく展覧会を企画いたしました。

赤絵細描は、気が遠くなるほど繊細で精密な描画技術を要します。
武山先生は、卓越した技で人物画から幾何パターンまで描けない画は無いというほどの達人です。
鳳凰や龍、柔和な表情の人物、今にも吸い込まれそうな異次元の幾何模様などが器を通して日常に降臨します。

私が初めて先生の作品に出逢ったのは、手のひらに乗るほどの小さな「赤網手香炉」 。機械で転写したのかと思うほど精密な手描きの網手文に感激しました。その作品は今でも我家で客人をもてなしてくれています。

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本展では修行時代の作品から2018年の新作までの秀作を披露いたします。
ぜひご覧いただきたいのは、未公開作品です。

達人と言えども世に出せなかった作品があります。
人にも作品にも抗えない運命があります。緑ヶ丘美術館で初めての公開となリます。

世に発表された作品だけではなく、上手くいかなかった作品も全て福島武山先生から産まれた作品たちです。その背景には素磁作りの作家、筆職人、絵の具製作の職人さんたちなどの支えがあリます。

挫折か、次へのステップか。
作家に重圧がのしかかる。そんなことにも想いを馳せてみてください。

緑ヶ丘美術館オーナー・菅野一夫

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    宇治川先陣の図飾皿
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    赤絵分銅文喰籠
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    赤絵竹林七賢人の図大香炉
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    赤絵群鶴文菓子鉢
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    布袋と唐子文硯屏/鳳凰文陶硯/山水文筆置/赤網手水滴
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    奥山に紅葉ふみ分け…

ショッピング案内shopping

ここでしか手に入らない緑ヶ丘美術館でのみの限定販売となります

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「福島武山」展 図録

販売価格1冊 2,000円


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「福島武山」展 一筆箋

販売価格1冊 300円


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特別企画

福島武山先生一門の皆様によるお茶碗で、
お菓子とともに「お抹茶セット」をお楽しみいただけます。
受付にお申し出下さい。(一日20名様限定)

一服500円