九谷 彩景の色絵師山田義明「九谷色絵磁器」展

2018年4月1日〜6月17日まで

命を写し、姿を焼く

自然を愛し、命の姿を描きとどめる「九谷焼・色絵」の世界。
繊細でいきいきとした命の姿、四季の彩りがやさしく白磁に甦る。
山田義明、古希からの挑戦!
新作は【沖縄彩景】
もう一つの山田義明の世界が芽吹く。

このたびの緑ヶ丘美術館春季企画【山田義明「九谷色絵磁器」展】は
6月17日(日曜日)をもって終了させていただきました。
前回の緑ヶ丘美術館新春企画「漆」JAPAN展に引き続き、多くの方々にご来館いただき、
「九谷彩景の色絵」をご堪能いただけたことと思います。
開催期間中には展示作品の作家である山田義明先生が、幾度となく当美術館にまでお越し下さり、
来館者の方々にもお喜びいただけたことと思います。
6月18日〜6月30日までは次回作品展の~線に遊び、間にやすむ~「米田 和 展」
開催準備に取り掛かっておりますので、休館とさせて頂きます。
なお、7月1日から開催の作品展にも、関係者一同、ご来館をお待ちしておりますので、
皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

緑ヶ丘美術館 オーナー 菅野一夫
スタッフ一同

  • 野葡萄文飾鉢

    野葡萄文飾鉢

  • 小紋に四君子図角香炉

    小紋に四君子図角香炉

  • 桜に鵯図扁壺

    桜に鵯図扁壺

  • 山桜に緋連雀図扁壺

    山桜に緋連雀図扁壺

  • 小紋に四季花鳥図花瓶

    小紋に四季花鳥図花瓶

  • 椿に尉鶲図扁壺

    椿に尉鶲図扁壺

  • 金糸梅図飾鉢

    金糸梅図飾鉢

  • 野苺に小禽図扁壺

    野苺に小禽図扁壺

  • 小紋に翡翠図飾皿

    小紋に翡翠図飾皿

  • 楓に翡翠図(骨描き)陶板

    楓に翡翠図(骨描き)陶板

  • 楓に翡翠図陶額

    楓に翡翠図陶額

  • 美男葛ノ図花器

    美男葛ノ図花器

  • 野葡萄に深山頬白図飾皿

    野葡萄に深山頬白図飾皿

  • 小紋に果実文鶴首花瓶

    小紋に果実文鶴首花瓶

  • 小紋に小禽図香炉

    小紋に小禽図香炉

  • 蔦に栗鼠図六角面取壺

    蔦に栗鼠図六角面取壺

  • 銀杏に鷹図扁壷

    銀杏に鷹図扁壷

  • 牡丹図大皿

    牡丹図大皿

  • 牡丹に雀図陶額

    牡丹に雀図陶額

新しい光、色、姿、形、古希からの挑戦【沖縄彩景】

赤穂月桃(レッドジンジャー)図面取花瓶

ハイビスカス図八角皿

芸術の原風景と出逢う「沖縄彩景」:山田義明【九谷色絵磁器】展によせて

菅野一夫 緑ヶ丘美術館オーナー

オークションで出逢った小さな香炉

今から20年ほど前、能美の陶器オークションで小さな香炉が目にとまりました。
山田義明・作<小紋に四君子図角香炉>。手のひらに可愛く心地よく乗ってくれる四角い小さな香炉。四つの側面には、四君子の名のごとく梅、蘭、竹、菊の紋様が生き生きと描かれていました。それ以来、私は、山田義明氏の描く草花や鳥たちの優しい表情の虜になりました。

九谷焼は、伝統的な技法を基礎に様々な個性的な作家たちが自身の表現を追求し、技法や釉絵の具、焼き、生地など、一連の創作過程にそれぞれの分野の匠の業が潜んでいます。九谷焼は、産業九谷と呼ばれる量産品と一点ものの作家作品がありますが、それらが分断する事なく、お互いの技術を高め合い、九谷全体の発展に寄与する寛容なシステムになっていて素晴らしい社会構造を持った土地だと感心します。山田先生の作品の優しさも、そうした柔らかく人々を包み込む土地柄が大きく影響しているのではないかと思います。

「命を写し、姿を焼く」という山田先生の言葉に込められた作品たち、生きものの肖像画が心を揺さぶります。雪のように真っ白な白磁のキャンバスに描かれた命の姿は、自然への謳歌。どれも優しく、どれも素直。オークションで出逢った小さな香炉が、本展の大きな導きとなりました。みなさまもぜひ、新しい出逢いを見つけてください。

見逃せない美術館初展示作品

この度は、緑ヶ丘美術館所蔵作品を展覧します。なお作家の創作の歴史を知る手がかりとして、山田義明氏の父、山田平太郎氏が描いた<武者の図鉢>や義明氏の習作期の作品も展示します。

これらは美術館初公開の展示となります。さらに、古希(70才)を迎えられた山田先生の新たな挑戦の作品【沖縄彩景】が新作として登場します。石川の風景から離れ、亜熱帯の光の中で見たときめきの花たちが写し出されています。新しい光、色、姿、形‥‥をお楽しみください。

なお、当館では、作品を遠くから眺めるだけではなく、手に取って感じていただくことを重要なコンセプトにしています。どうぞ遠慮なく五感で作品と対話していただき、ひと時、心を遊ばせてみてください。

古希からの挑戦【沖縄彩景】の映像取材

緑ヶ丘美術館では、九谷焼とともに生きた山田義明氏の44年間の創作をイメージ映像にまとめました。70才を迎え「古希からの挑戦」、新作の【沖縄彩景】制作のための沖縄スケッチにも同行取材しました。映像では、山田先生の創作の素顔を感じていただけると思います。写生することを一番大事なコトとする山田義明氏の目には、常にありのままの命の風景が映っています。繊細な観察眼と描写力。野の草花は、気取らず普段着のままで作品に現れています。過去から未来へ! 新しい山田義明氏の情熱と作品を映像でもお楽しみいただけます。

本誌出版にあたり取材およびご協力、ご尽力賜りました関係者のみなさま方には、心より感謝申しあげます。

シアタールームにて山田義明先生のドキュメンタリー映像をご覧いただけます

ショッピング案内shopping

ここでしか手に入らない緑ヶ丘美術館でのみの限定販売となります

  • 山田義明「九谷色絵磁器」展 図録

  • 山田義明「九谷色絵磁器」展 図録

  • 山田義明「九谷色絵磁器」展 図録

  • 山田義明「九谷色絵磁器」展 図録

    販売価格1冊 2,000円


  • 山田義明「九谷色絵磁器」展 一筆箋

  • 山田義明「九谷色絵磁器」展 一筆箋

  • 山田義明「九谷色絵磁器」展 一筆箋

    販売価格1冊 300円


お抹茶セット

特別企画

3Fレセプションルームにおきまして、山田先生作のお茶碗で「お抹茶セット」をお楽しみいただだけます。(一日20名様限定)

一服500円