緑ヶ丘美術館・本館
緑ヶ丘美術館・別館
山中辰次の青瓷(せいじ)の色は、釉薬の重ねの色。
その独特な深く明るい青は、
青瓷釉が何回も何回も重なって初めてこの色にたどり着く。
青から白へ、また白から青へと変化するグラデーションは、
山中独自の「青瓷白暈し」。
釉の層を丁寧に丁寧に少しずつ削り、そして磨き、
ようやく気品ある姿と形状が顔を出す。
作品には、浜辺の水の色、青い空と白い雲のイメージが漂い、
白砂に波が打ち寄せ、静かに深みを増すごとし。
本展は、古都奈良に生まれ、
光沢と宝石の輝きに魅せられた陶芸家・山中辰次の世界を
存分に堪能していただけます。
いずれの作品も情景豊かな“まほろば”の自然を写し込んだ
モダンでシャープなデザインの秀作揃いです。
令和4年7月 緑ヶ丘美術館 館長 菅野一夫
ここでしか手に入らない緑ヶ丘美術館でのみの限定販売となります
一筆箋 20枚綴り 4種
販売価格
各 300円
一筆箋 4種セット
販売価格
1,000円